「無」になることで得られるもの
萩原博光×伊沢正名(糞土師) 植物でも、動物でもない。そんな生き物の存在をご存じですか? アメーバのように這い回り、キノコのように胞子を作る、そんな奇妙な存在こそ、変形菌と呼ばれる生き物です。 そんな変形菌を研究し、伊沢…
糞土師・伊沢正名が達人たちと語りあう「自然との共生」と「しあわせな死」
萩原博光×伊沢正名(糞土師) 植物でも、動物でもない。そんな生き物の存在をご存じですか? アメーバのように這い回り、キノコのように胞子を作る、そんな奇妙な存在こそ、変形菌と呼ばれる生き物です。 そんな変形菌を研究し、伊沢…
松本亜季(引き取る・大阪)×伊沢正名(糞土師) 沖縄の米軍基地問題。基地の撤退を求める活動を知る人は多いと思いますが、沖縄以外の地域で基地を引き取ろうとする運動をご存じでしょうか。なぜ、わざわざ「引き取る」ことを主張する…
越智典子(絵本作家・翻訳家)×伊沢正名(糞土師) 前回に引き続き、絵本作家・翻訳家の越智さんと対談を進めました。 死ぬことと、医療の現場で起きていること 越智 この話がしづらいなあと思うのは、こうした環境の問題は、確かに…
越智典子(絵本作家・翻訳家)×伊沢正名(糞土師) 絵本作家である越智典子さんと伊沢さんとは長い付き合いになります。その始まりは、糞土師となる前の写真家時代、子供向けの月刊絵本「たくさんのふしぎ」(福音館書店)でキノコの本…
渡邉格(タルマーリー店主)×伊沢正名(糞土師) 天然酵母のみを使い、バターや卵、牛乳は使わない。年に一度、1ヶ月の長期休暇を取る。お店の場所は、「こんな所にお客さんは来るのかな…?」と心配になるほど、山の中。そんな不思…
独談の前編・中編では、糞土師誕生までの道のりと、特筆する出来事の幾つかを語りました。その後の糞土師の歩みは、思わぬ災難を経ながら希望の未来へと向かいます。 よりによって舌癌になる 2015年は正月早々、母の死去で年が明…
前編では、野糞との出会いや糞土師を名乗るまでの道のりを語りました。そして中編では、糞土師として特にフン張った出来事の幾つかをお話しします。 「ついに糞土師になった!」と実感 糞土師を名乗った2006年にはすでに、野…
2020年5月から始めた「対談ふんだん」は19回(そのうち4回は前後編)行われ、様々な分野の方とお話してきました。そこで区切りの20回目は、これまであまり話題に出なかったことを中心に、糞土師の独談という形で話を進めます。…
小宮勇介(ゆったりズム実践者)×伊沢正名(糞土師) 田舎でのんびり、好きなことだけをして生きていく。そんな暮らしに誰もが憧れつつ、現実には不可能だと諦めていないでしょうか。 ですが、週2時間の労働だけで、あとはゆったりと…
小松由佳(フォトグラファー) × 伊沢正名(糞土師) 前回に引き続き、伊沢さんは小松由佳さんから「共生」の術を学ぶため、対談を進めました。 生きているという実感が、死の恐怖を上回る 伊沢 小松さんはこれまで…
小松由佳(フォトグラファー) × 伊沢正名(糞土師) フォトグラファーの小松由佳さんは高校時代から登山に魅せられ、2006年に日本人女性として初めて世界第2位の高峰K2に登頂成功。やがて山の麓で営まれる人間の暮らしに惹か…
大西つねき(政治家)×伊沢正名(糞土師) みんなが目を背けたがる、「人は必ず死ぬ」という事実。しかしコロナ禍において、死の存在が改めて浮き彫りになりました。いたずらに生にしがみつくのではなく、納得して死を受け入れる方法…