動物の視点から世界を見る(後編)
宮崎学(自然界の報道写真家)×伊沢正名(糞土師) 前回に引き続き、宮崎学さんとの対談を続けました。 微妙な自然の摂理を読み解く面白さ 宮崎 今日、一緒に山で見たクマの生皮(駆除されたクマの生皮をもらい、山の木にくくりつけ…
糞土師・伊沢正名が達人たちと語りあう「自然との共生」と「しあわせな死」
宮崎学(自然界の報道写真家)×伊沢正名(糞土師) 前回に引き続き、宮崎学さんとの対談を続けました。 微妙な自然の摂理を読み解く面白さ 宮崎 今日、一緒に山で見たクマの生皮(駆除されたクマの生皮をもらい、山の木にくくりつけ…
宮崎学(自然界の報道写真家)×伊沢正名(糞土師) 「自然界の報道写真家」と呼ばれる宮崎学さんは、故郷の伊那谷を拠点に、半世紀にわたって野生動物の営みを見つめてきました。実は宮崎さんとは写真家時代からの長い付き合いです。今…
関根摩耶(アイヌ文化発信者)×伊沢正名(糞土師) 前回に引き続き、アイヌ民族の文化を伝える関根摩耶さんとの対談を続けました。 中退しても叱られなかった 伊沢 アイヌの集落で生まれて、関根さん自身はどんな人生を送ってきたん…
関根摩耶(アイヌ文化発信者)×伊沢正名(糞土師) 北海道の先住民であるアイヌ民族。「侵略された」「差別されてきた」というイメージを持つ人が多いかもしれませんが、唯一無二の奥深い文化を持ち、自然と共に生きてきた民族です。 …
栃木裕(元屠場労働者)×伊沢正名(糞土師) 食品として加工するために牛や豚を殺す、屠畜の仕事。長く差別されたきたその仕事を、あくまでも“普通”の職業であると話すのは、屠畜の仕事に40年近く従事した栃木裕さんです。 生き物…
中村之菊(政治活動家)×伊沢正名(糞土師) 「右翼」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。今回は、かつて右翼団体に所属しており、現在は政党を立ち上げて沖縄の米軍基地の東京への引き取り運動を行う中村之菊(なかむ…
金城 馨(かなぐすく きんじょう かおる・関西沖縄文庫 )×伊沢正名(糞土師) 今回の「対談ふんだん」の舞台は大阪市大正区。区民の4分の1が沖縄にルーツがあるとされるこの場所で、沖縄文化の保存・地域交流活動を行ってい…
舘野鴻(絵本作家)×伊沢正名(糞土師) ウンコを食べ、ウンコで子どもを育てる、ウンコが大好物の虫がいます。その名も、オオセンチコガネ。絵本作家で生物画家の舘野鴻(たての ひろし)さんが、4年間オオセンチコガネに向き合って…
萩原博光×伊沢正名(糞土師) 植物でも、動物でもない。そんな生き物の存在をご存じですか? アメーバのように這い回り、キノコのように胞子を作る、そんな奇妙な存在こそ、変形菌と呼ばれる生き物です。 そんな変形菌を研究し、伊沢…
松本亜季(引き取る・大阪)×伊沢正名(糞土師) 沖縄の米軍基地問題。基地の撤退を求める活動を知る人は多いと思いますが、沖縄以外の地域で基地を引き取ろうとする運動をご存じでしょうか。なぜ、わざわざ「引き取る」ことを主張する…
越智典子(絵本作家・翻訳家)×伊沢正名(糞土師) 前回に引き続き、絵本作家・翻訳家の越智さんと対談を進めました。 死ぬことと、医療の現場で起きていること 越智 この話がしづらいなあと思うのは、こうした環境の問題は、確かに…
越智典子(絵本作家・翻訳家)×伊沢正名(糞土師) 絵本作家である越智典子さんと伊沢さんとは長い付き合いになります。その始まりは、糞土師となる前の写真家時代、子供向けの月刊絵本「たくさんのふしぎ」(福音館書店)でキノコの本…